名稱:グングニル(岡尼爾 — Gungnir)
種族:龍 屬性:光 系列:刃龍 037:グーン
『』
長く伸びた首を、水たまりへと下し、乾いた喉を潤わせる。それは動物園でもよく見なれた光景。ただひとつだけ、その光景と違っていたこと、それはキリンではなくドラゴンだった。綺麗なたてがみに鳥の様な大きな翼、そして大きな蹄。グーンの現れと共に差す後光、幸福をもたらすドラゴンが産まれた。 038:グング
『』
幸福をもたらすドラゴンの成長に、歓喜する人々。常界<テラスティア>に災いをもたらすことのない光のドラゴンは、グングの名で呼ばれた。時おり見上げる空はいつも決まって曇り空。降り出した雨、雲の隙間に僅かな光。音より先に届いた光は、光のドラゴンの成長した力。落ち始めた雷は、もう後光ではなかった。 039:グングニル
『』
荒れ狂った空、解放される力、天災を呼んだドラゴン、グングニル。それは光と光の共鳴<リンク>がもたらした新しい姿と力。明日世界が終わるのかも知れない、そう錯覚させる程の強い光の連続。遅れた音が届き終わった頃、割れた雲間から差し込む日差しを浴びて、羽ばたかせた大きな翼、北の空へと姿を消した。 040:グングニル:プロト
『』
絶対勝利、それは光の刃【グングニル】に与えられた二つ名。帰還率100%のドラゴンがその重い身体を空へと投げた時、標的とされた者は終わりを知る。ドラゴンにより次々と崩落を迎える都市、その都市全ては黄昏の審判への抵抗を表明していた。何者かが力を解放し、約束された未来の訪れを望んでいた。 ─
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