名稱:ティルファング(提爾鋒 — Tyrfing)
種族:龍 屬性:無 系列:刃龍 045:ティル
『』
進められていた湾岸沿いの埋め立て工事。網目上に組まれた鉄骨に、次々と流し込まれる強化コンクリート。順調に進んでいた建設は、ある日を境に途絶えた。埋立中の地面から這い出す一体の姿。雄叫びを上げたのは、無から生まれたドラゴン。そして次々とコンクリートから這い出す、無数のティルの姿が発見された。 046:ティルファ
『』
無から生まれたドラゴンが、気が付けば食べ尽くしていたのは埋立地。ぽっかりと空いた穴に取り残されたのは姿を変えた新たな無のドラゴン、ティルファ。早すぎた成長は辺りに何も残さず、ただ衝撃だけを残した。崩れだす地盤、僅かとはいえ沈みだした常界<テラスティア>はドラゴンを無に帰す為に動き出した。 047:ティルファング
『』
無のドラゴン、ティルファング。何一つ無い場所で、誰も知らない間に起きた無と無の共鳴<リンク>が引き起こした進化。そこには初めから何も無かったのか、それともドラゴンが無に帰したのか、知る者はいない。いや、知る者すらも無に帰されたのか。初めて無の恐ろしさを知った時には、その姿は無に帰していた。 048:ティルファング:プロト
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生きる理由も、生きる意味も、何も持たない無のドラゴンが望んでいたのは、悪しき3つの願い。その全ては無の刃【ティルファング】の力を手にした「解放せし者」により叶えられようとしていた。解放せし者すらも叶えた際には無に帰すと言われるその3つの悪意は、統合された3つの世界へと、それぞれ向けられた。 ─
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